
みなと祭り交流会

7月26日、田野畑村の羅賀地区で「盛岡×田野畑 みなと祭り交流会」が開催されました。羅賀の大宮神社のお神輿を一緒に担いだり、芸能まつりでは両地域の大宮神楽を含む様々な演目を一緒に楽しみました。盛岡からは、お神輿担ぎ隊、大宮町内会、大宮神楽、総勢約50名で参加しました。
交流のきっかけは、両地域にある同じ名前の神社「 大宮神社」でした。
今回はまずお神輿の担ぎ手として5名の中学生が朝早くから駆けつけてくれました。お神輿は地域の家々をまわり、各家ごとに力いっぱいお神輿を揺さぶりながら回します。それぞれの家で用意されるお振舞いをいただき、ゆっくり時間をかけて地域をまわりました。


途中、両地域の中学生どうしで一緒にお神輿を担ぐ場面もありました。宮司さんのお話では、年々の人口減少に伴い昔の活気は失われつつあるそうですが、元気いっぱいに坂道を走る若い皆さんを見れば、心配はいらないのかもしれません。
仮設住宅や高台移転で元々の地区から離れてしまったお家も少なくない中、車移動をしながらもれなく周っていきます。


お神輿は船での海上渡御を経て弁天島を目指します。盛岡から参加した中学生も船に乗せてもらい、勇壮な海のお祭りを最後まで味わうことができました。
羅賀荘となりの交流センターではお昼から芸能まつりが行われました。両地域の挨拶に始まり、様々な上演を楽しんだり、羅賀の婦人会で用意した食べ物を味わったりしながら交流を深めました。


ステージでは、両地域の伝統芸能である大宮神楽が上演されました(上の写真が羅賀の神楽、下が盛岡市本宮の神楽)。同じ名前の両神楽ですが 、それぞれ異なる性格のものでした。八月十六日には、盛岡の大宮神社で再び交流会が行われます。

参加者の声
・若い人が沿岸に行き、一日でも早く前より良くなればいいなと思う(盛岡中学生)
・(復興は)まだまだですね。でも何か団結力を感じました(盛岡 町内会)
・被災者の心の復興はまだまだですが、今回のような交流で元気をもらえることはとてもいいことだと思って います(羅賀 自治会)
