
普代・盛岡 コーラス交流会

11月23日、普代村で「MFC(見前小学校ふれあい合唱団:盛岡)とコーラス・ライオット風(野田、田野畑、普代)の交流会」が開催されました。今回はMFCがコーラス・ライオット風の定期コンサートに参加する形での交流会となりました。また、イベント後には会場で交流会が行われ、外が暗くなるまで歓談は続きました。
寒さ深まる十一月二三日、普代村の自然休養村管理センターで野田・田野畑・普代の三村からなるコーラスグループ、コーラス・ライオット風の第二六回定期コンサートが行われました。今回のテーマは「 復興に感謝して~交流コンサート~」、盛岡の合唱団、MFC(見前小学校ふれあい合唱団)との共演となりました。写真はリハーサルの様子。


コンサートはこの日の演奏を楽しみにしていた近隣の住民のみなさんで大変な賑わいとなりました(左写真下)。演奏された曲の中には世代を超えて親しまれる童謡や最近のポップスなどもあり、子どもからお年寄りまで楽しめる内容でした。
MFCの演奏の様子。子どもと大人が一緒になって楽しく歌うMFCは笑いあり感動ありの心温まるステージでした。


ライオット風の演奏の様子。繊細で深みのある大人の力強さが感じられました。三陸の海を連想させるブルーの衣装が鮮やかでした。演奏曲に合わせてブタのお面も。
最後に全員で歌いましょう、と提案したのはライオット風のみなさん。定番の大地讃頌の他に、「絆」三部作を一緒に歌いました。この三篇の曲は、ライオット風と親交の深い音楽家の坂本博士さんが震災後被災地に向けて作曲されたもので、ライオット風のみなさんが大切に歌ってきた曲でした。本番前のリハーサルでは初めて全員で歌い少々緊張気味でしたが、本番では今日出会った仲間との絆を確かめるようにのびのびと歌って、また復興への気持ちを新たにしました。


MFCの演奏中に嬉しいハプニングが起こりました。指揮者の西前弘幸さんが、普代村に森田君という学生時代の友人がいるという話をした時、客席の後ろで手が挙がり、なんとそこには森田幸一さんご本人が。偶然の再会に固い握手を交わすお二人に大きな拍手が送られました。
演奏後には交流会が行われました。普代の皆さんが準備してくださった海の幸を囲んで、家族のことや仕事のことなど話は尽きませんでした。


両団体は夏の間から連絡を取り合い、打ち合わせを行って準備を進めてきました。コンサートの広報活動や当日の段取り、そして合同合唱の準備です。
演奏を終えて
交流会が中盤になると、家族ごとに感想を発表したり、歌を歌ったりと一層賑やかなものとなり、最後に両団体から一曲ずつ歌を送り、会はお開きとなりました。
後日、本事業に両団体からお手紙をいただき、そこには二回目の交流を希望する嬉しいお言葉がありました。
震災から四年が経とうとしている今も、また新たな復興の芽が生まれ続けているということを実感し、そのことをより広く伝えたいと感じました。
