
野球スポ少交流会

「盛岡×山田 野球スポ少交流会」は、盛岡市の桜城野球スポーツ少年団と山田町の豊間根野球スポーツ少年団・荒川野球スポーツ少年団合同チームで交流が行われました。10月27日の秋晴れの空の下、山田町立豊間根小学校のグラウンドを舞台に、交流試合やバーベキュー、レクリエーションを行いました。
会場となる豊間根小学校に着くと、豊間根・荒川の皆さんはすでに準備や練習を行っていました。「おはようございます!」 両チームの元気な声が秋晴れの高い空に響き渡ります。何はともあれまずは交流試合です。入念にウォームアップをする選手たちの顔には期待と少し緊張も見られました。交流試合とは言ってもやはり、試合が始まれば皆さん真剣です。試合は全二試合。前半は新人チームどうしによる試合、後半はレギュラーチームでした。結果は1点ずつ、堂々の引き分け。「ありがとうございました!」ぐっと距離が縮まった瞬間でした。


試合の緊張が解けた途端に、体育館の方から何とも言えないイイ匂いが。豊間根と荒川の保護者の皆さんが中心になって、試合の間にお昼を用意してくださっていたのです。急いで体育館に向かうと盛岡の子どもたちから歓声があがりました。鉄板に山盛りの焼肉、焼きソバ、お好み焼き、ホタテ、フランクフルト、海の幸が盛りだくさんなお汁……!目を輝かせる盛岡の子どもたちに、山田の子どもたちは誇らしげです。「いただきます!」
一方大人グループでは、両監督をはじめ子どもたちの話や野球の話に始まり、豊間根の保護者さんから震災後の山田町についてのお話もいただくことができました。震災当時、豊間根は津波は来なかったけれども、被害の大きかった地区と隣り合わせだったため、避難者の受け入れや物資の供給などまた違ったご苦労をされたそうです。子どもたちのこれから、岩手のこれからのついて一緒に考えていきましょうね。


おなかいっぱい食べた後は 、名刺交換やミニゲームでさらに打ち解けました。お名前は?今頑張っていることはなんですか?好きなものはなんですか?聞きたいことはたくさんあるけれど、なんて声をかけようか……。「交換しようぜ!」名刺をきっかけにしてお互いのことを知ることができたと思います。ミニゲームはストラックアウトやスポットボール(ゲートボールで的を狙う)を用意しました。みんなポイントを競って楽しみました。
また会う日まで。元気でね!
日も傾いてきて、そろそろお別れの時間です。最後に両チーム向かい合って挨拶をし、握手を交し合いました。そんな中で、桜城スポ少の千葉監督も豊間根のキャプテンに熱いメッセージとエールを送っていました。名残惜しみながらバスは出発、帰りの車内で千葉監督から重大発表がありました。「春になったらまた豊間根さんたちと試合する約束をしました!」次はどんな交流になるのか楽しみですね。
